防災システム研究所


アルジェリア北部地震(速報)

 2003年5月21日午後7:45分(日本時間22日午前3時45)、アルジェリア民主人民共和国の首都アルジェ東方60kmのテニア付近を震源とするマグニチュード6.7の強い地震が発生した。震源の深さは約10Kmと見られている。
5月30日現在、首都アルジェとその周辺でこれまでに2,261人以上が死亡、負傷者は約10,000人で家を失った人は約200,000人にのぼるとみられている。しかし、一説には行方不明者がまだ数千人いるとも言われているので、犠牲者は更に増える可能性がある。、5月27日にはその余震と見られる強い地震が同じ地域で発生し、死者9人、負傷者200人を出した。

 アルジェ東方のルイバやブウメルデスで、ビルや病院が倒壊して住民が下敷きになるなど大きな被害が出ているという。国営放送は、首都アルジェでもビルの外壁が崩落し、壁が崩れたり、大きな亀裂がはいるなどしている。

 外務省によると、アルジェ在住日本人100余名全員の無事が確認されているとのこと。

日本の国際緊急援助隊が大活躍
 
日本政府は直ちに国際緊急援助隊61名の派遣を決定し、第一陣の18名(うち国際消防救助隊4名)が22日に出発、第二陣43名(うち国際消防救助隊13名)は23日に出発し現地で合流した。
 現地に到着した日本の国際緊急援助隊は震源地と見られるテニアで早速救助活動を展開した。トルコチームと共に倒壊ホテルなどで夜を徹して必死の救助活動を行い、これまでに生存者一名(21歳男性)を含む6名の救出を行うなど大活躍している。
 彼らの崇高な使命感と困難な作業に身を挺してあたる隊員たちの献身的な努力こそ、日本人の誇りです。彼らの高潔な魂と責任感に大きな拍手を贈り、心からの敬意と感謝を捧げます。
 ことわざに「喜びごとは招ばれたら行け。人が困っているときは招ばれなくても行け」というのがあります。ODAも大事ですが、こうした災害時の困難に陥っているときこそ積極的に手助けすることが、同じ時代を生きる人間としての作法だと思います。そして、宗教や政治体制が違ってもアルジェリアの人々に感動と勇気を与えたことは間違いありません。日本のマスコミは彼らの賞賛に値する活躍ぶりをもっともっと詳しく伝えるべきです。山村武彦

 首都アルジェ東部の町では23日、倒壊したアパートで34時間以上生き埋めになっていた12歳の少女が救出された。また別の町では、がれきの中から18カ月の赤ん坊が救出されたと、現地のラジオが伝えた。

この付近では、1980年にもM7.7の地震が発生し、約5000人の死者を出している。