2009年9月30日スマトラ沖地震
現地写真リポート((10月10日〜10月13日)文・写真/山村武彦)NO.2
(被災地に見る非日常と日常)

災害現場には常に非日常と日常がある。家や家族を失った被災者も悲しんでいるだけでは生きていけない。政府などの被災者支援ははなから期待していない。とくに貧しい地域が被災した場合、悲しみに打ちひしがれつつも明日の糧を求めて活動し続けなければ家族が路頭に迷う。異邦人からはそれがバイタリティーのようにも見える。しかし、癒されることのない心の傷を抱えたまま非常を日常とせざるを得ない哀しみは、誰にもうかがい知ることなどできない。

4人乗りは当たり前


水売りに行く親子


ミシンを乗せた「かけはぎ・寸法直し屋」さん(裾直し代3000〜5000ルピア(30円〜50円)


馬車タクシー(1回10,000ルピア(約100円))


道端のガソリン量り売りり(2リットル11000ルピア(約110円)バイクに人気


発電機を持って出張する「電気売り」(1時間30000ルピア(約300円)

 
自転車・リヤカー修理屋さんは朝から大忙し


アルバイトなど募集チラシに群がる女性たち


観光客目当てのヤシの実ジュース(1個8000ルピア(約80円))


パパイヤ1個・5000ルピア(約50円)


産地直送八百屋さん


魚屋さん


パン屋さん


ヤシの実を乾燥させ、ヤシ油工場に売りにいく(1Kg2000ルピア(約20円))


地震後の火災で焼け出されたムスリブさん(33歳)一家はテントに住みながら屋台で飲み物を売って生活している
旦那さんはこの店の中で寝ている


市場の朝は早い、5時過ぎに開ける店が多い

 

 


地震後、学校へ子供を送り迎えする親たちが増えた


被災地に向かうボランティア



オーストラリアの救援隊(軍隊)が持ち込んだ海水淡水化装置で水をもらう人々


被災者たちにせがまれて記念撮影


応急危険度判定の張り紙


被害の多かったパリアマンでは葬式の隣で結婚式も行われていた(約2万円の結婚費用はすべて花嫁持ち、結婚式は婿を買う儀式だそうな)
ちなみに花嫁のデヴィさん(25歳)は花婿のユスリザルさん(27歳)とは幼馴染


地震でも、パダン公園の花々は黙って咲く

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